Column
記事公開日 : 2023/07/28
/最終更新日 : 2025/05/29
今回、育児休暇体験記でTさん(営業部所属・30歳)にインタビューをしました。
育児休暇前、休暇中、休暇後を通して振り返ってもらいました。
育休制度が2022年10月から変わり、育休に対して家族と話し合いました。
その結果、育児に対して自分が積極的に参加したいと思ったのが一番の理由です。
回りの方々に迷惑をかけないように、総務課や上司に相談し制度に合わせて4週間分を取得しようと思いまいした。
育休を取る事に対して話したら、驚いた様子でした。
営業職というイメージから勝手に育休が取りにくい会社だと思われていました。
育児休暇取得のおかげで、公式インスタグラムもフォローする位、妻のノア精密へ対する印象がよくなりました。(笑)
主に家事(洗濯、掃除、料理)は自分が中心にやる事は事前に約束はしましたが、それ以外は特に決まっていませんでした。
上司に担当の得意先リストを作成し、進捗している案件や連絡先など情報共有いたしました。
2回に分けてお休みを頂きました。前半は出産直後に13日間、後半は2週間後に9日間です。合計日数は22日です。(法定外休日含む)
家事全般はやろうと決めていましたが、その都度夫婦で協力して取り組みました。
しかし分担とは程遠いです。
妻が退院してすぐに自分がコロナウィルスにかかってしまい、それが家族全員に移ってしまいました。当初の予定とは違う形での育休スタートになりました。育休中の1週間はワンオペで子供を見る事になりました。
最初に言いたいのは「育休」とはいっても「育」ばかりで、「休」なんて全くありませんでした。ミルク、お風呂、オムツ交換などすべてが初めての事ばかりで何もわからない状態からのスタートです。
特にミルクは2-3時間おきに飲むので、一日に何回も哺乳瓶を洗って、ミルクを飲ませての繰り返しです。あっという間に一日が過ぎる感じでした。
子供のお世話をしてみて、これは妻一人で背負うのは無理だなと理解できた事です。
役割分担をして一緒に乗り越える体制があるのとないのとでは、気持ちの負担は全然違うと思いますし、実際主体性をもって育児に参加しないといけないと自覚しました。
また子供の成長を間近に見ることができ感動しました。事前の連絡で漏れていたことがあり、会社に迷惑をかけてしまった事案がありました。
上司が代わりに話をまとめて下さったおかげで事なきを得ましたが、育休中はお取引先との連絡が上手くいかなかった事は一番の反省です。
育休中は育児に追われて、携帯を見られるのは2, 3時間に1回あるかないかというくらいでした。実際、仕事の事を気にしている暇すらなかったというのも、正直な感想です。
上述のとおり、引継ぎミスが発生したので、社外と社内のコミュニケーションを見直す機会になりました。担当している案件はしっかり社内で共有しなければと今まで以上に意識しています。
「時間」に対してメリハリをしっかりつける事を意識しています。家族に帰りが遅くなる事など仕事に対する理解をしてもらえるよう、独身時代や子供が生まれる前にくらべて日頃から事前の連絡するようになりました。
また平日は妻に負担をかけている分、休日は妻の自由時間を設けるようにしています。
母乳はでないのでそれ以外はやれている気がします(笑)
お世話に対しても辛さはあまり感じていません。
育児を通して、計画していても時間通り、思うように進む事ってほぼない事がわかりました。
計画通りにできず迷惑がかかりそうであれば、周囲の方に早めに相談・助けを求める事は大切だと改めて気付かされました。
おすすめします。
育児休暇体験をした事で現在、少し余裕をもって過ごせていると感じています。
現在、1人で子供の面倒をみられるレベルになりました。休みの日は妻も安心して任せてくれます。
お互いに気晴らしや気分転換ができて、子供に何かあった時に対応しやすい体制が作れるようになったというのは大きいメリットです。
また、精神的なストレスや体力的にキツイ時でも回りのサポートがある環境を育休中に作れた事もメリットです。
仕事面においてのアドバイスは育児休暇を取得したいと考えたのなら、まずは会社に相談する事が一番です。自分では無理だと思ってもまずは相談です。
当たり前ですが、部署関係なく事前の準備は大切です。
以上でインタビューはおわりです。
Tさんありがとうございました。