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「電波時計が合わない...」その悩み、無線LAN時計「シグナルキーパー」で解決!

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記事公開日 :  2025/05/16

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最終更新日 : 2025/05/29

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「電波時計が合わない...」その悩み、無線LAN時計「シグナルキーパー」で解決!

「電波時計が正確な時刻を表示しない」「電波が届かない場所で困っている」という方へ。ノア精密の無線LAN時計「シグナルキーパー」がWi-Fiで時刻同期し、あなたの悩みを解決します。電波時計との違い、メリット、設置方法を詳しく解説します。

はじめに:電波時計の「合わない」問題、もしかしてあなたも悩んでいませんか?

「せっかく電波時計を買ったのに、手動で時刻を合わせるしかない」と感じた経験はありませんか?。オフィスビルや地下、あるいは窓から離れた部屋など、電波が届きにくい場所に時計を設置すると、電波時計がうまく時刻を受信できないというお悩みは少なくありません。

また、試験会場のように、どの部屋の時計も正確に同じ時刻でないと困る、あるいは海外との取引があり現地時間が正確に知りたい といったケースでも、電波時計の受信状況によっては時刻がずれてしまうことがあります。

このような、従来の電波時計では解決が難しかった「時刻が合わない」「時刻がずれてしまう」といったお悩みを解決する新しい時計の選択肢があります。それが「無線LAN時計」です。

本記事では、特に注目されているノア精密のMAG無線LANアナログ掛時計「シグナルキーパー(W-811)」が、どのようにあなたの「時刻が合わない」悩みを解決するのかを詳しくご紹介します。

なぜ「電波時計が合わない」問題は起きるのか?電波時計の仕組みと限界

そもそも電波時計は、国内に2カ所ある電波送信所(福島県と佐賀県)から送信される「標準電波」を受信して、自動的に時刻を合わせる仕組みです。この標準電波に含まれる時刻情報は、超高精度のセシウム原子時計を使用しており、誤差は10万年に1秒という精度を持っています。電波時計は定期的に電波を受信し、時刻のずれを修正するため、通常は大きく狂うことはありません。

しかし、一部のお客様からは「電波時計を購入したが時刻があわない」「電波時計なのに時刻がずれる」という問い合わせが以前から発生していました。これらの原因のほとんどは、送信所からの電波の受信に失敗することによるものです。

電波時計が標準電波を受信できない主な理由としては、以下の点が挙げられます。

  • 設置場所や環境: ビルの室内、地下、電波を遮る障害物がある場所など、電波が届きにくい場所や環境に時計を設置している場合。高層マンションが林立するエリアなどで受信できないケースもあります。
  • 電池容量の不足: 容量が少ない電池を使用している場合、正常に動作しないことがあります。
  • 初期設定時の誤解: 電池挿入直後の針の動きを不具合と認識してしまうケース。

このように、製品自体に問題がなくても、設置場所の環境によっては電波が受信できず、時刻が合わないという問題が発生します。これは、携帯電話でも電波が届かない場所があるのと同様の現象です。お客様は時計購入後に「電波が受信できない」ことが判明し、がっかりしてしまうことがあります。

「無線LAN時計」とは?電波時計との決定的な違い

「無線LAN時計」とは、インターネット上の時刻・日付情報(NTP:Network Time Protocol)と同期して、自動で時刻を修正する機能を持った時計です。

従来の「電波時計」が国内2カ所の電波塔が送信する標準電波を受信するのに対し、「無線LAN時計」は室内のインターネット環境(無線LAN/Wi-Fi)を活用して、NTPサーバーから時刻情報を取得します。これが、電波時計との最も決定的な違いです。

この違いにより、無線LAN時計は電波時計では時刻が合わなかった場所でも利用が可能になります。室内の無線LAN環境が整っていれば、立地や外部環境(電波が届きにくい場所や障害物など)に左右されにくく、正確な時刻とカレンダーが同期されます。

電波時計の悩みを解決!「シグナルキーパー」のここが凄い!

MAG無線LANアナログ掛時計「シグナルキーパー(W-811)」は、このような電波時計の「時刻が合わない」という悩みを解決するために開発された製品です。

悩みの解決に繋がる「シグナルキーパーの主要メリット」をご紹介します。

  • Wi-Fi環境で正確な時刻を取得・維持: 電波が届かない場所でも、室内の無線LAN(Wi-Fi)環境を利用して、インターネット上のNTPサーバーから時刻情報を取得し、常に正しい時間に自動修正します。時刻の自動修正は1日に1回行われ、正確な時刻を維持します。これは、障害物に強い2.4GHz帯のWi-Fiを使用することで実現しています。
  • 複数台設置しても時刻のズレがない: 施設内の一つのネットワーク時刻情報(NTP)に同期するため、例えば各部屋に複数台設置した場合でも、それぞれの時計に時間の個体差が発生しません。セミナーや試験会場など、複数箇所で時刻を統一したい場合に最適です。
  • 設置場所を選ばない乾電池式: 電源の位置を気にせず、一般的な掛け時計と同様に好きな場所に設置できるよう、乾電池(単3形アルカリ乾電池2本)で駆動するよう設計されています。電池寿命は約12か月と、一般的な時計と同程度です。
  • 煩わしい操作不要!専用アプリは不要: ビジネスシーンでの利用も想定し、専用アプリのダウンロードは不要です。スマートフォンのブラウザから簡単に初期設定ができます。
  • アナログ時計なのに超正確: 時針、分針、秒針を備えたアナログ表示なので、デジタル時計のように時刻をぴったり表示できるだけでなく、時間の 間隔や経過を直感的に把握しやすいというアナログ時計ならではの利点があります。NTP同期により常に高精度な時刻を表示し、Wi-Fiに接続できない間も内蔵クオーツの精度(月差±30秒以内)で計時し運針を続けます。

初めてでも大丈夫!「シグナルキーパー」の簡単な設定方法

シグナルキーパーの初期設定は、スマートフォンのブラウザから簡単に行えます。

設定に必要なものは以下の通りです。

  • ・無線LAN(Wi-Fi)環境
  • ・設定用の無線LAN接続が可能な端末(スマートフォン、PC、タブレット等)
  • ・接続する無線LAN(Wi-Fi)のSSID、パスワード
  • ・リセットボタンを押すための先の細い棒(先端がとがっていないもの)
  • ・単3形アルカリ乾電池2本(必須)

基本的な設定ステップは以下の流れで行います。

  1. ①本体に単3形アルカリ乾電池を2本入れます。
  2. ②本体背面のRESETボタンを細い棒などで押します。
  3. ③設定用の端末(スマホなど)から、本製品固有のSSID(例:TCW7130_XXXX)に接続します。
  4. ④端末のブラウザを開き、自動的に表示される設定画面で、使用するWi-FiのSSIDとパスワードを入力します。SSIDが隠蔽されている場合は手動で入力することも可能です。
  5. ⑤タイムゾーン(UTC+09:00など)が正しく選択されているか確認します。
  6. ⑥設定を完了すると、時針と分針が回転し始め、正確な時刻がセットされます。

一度設定に成功すれば、電池交換後も再設定は不要です。接続先のWi-Fiを変更する場合にのみ、再度初期設定が必要となります。

設定方法については、取扱説明書や設定方法動画、公式サイトのFAQページが用意されており、初めての方でも安心して設定を進められます。公式サイトには商品動画や設定方法動画も掲載されています。

知っておきたい「シグナルキーパー」の便利機能と活用シーン

シグナルキーパーは正確な時刻表示だけでなく、ユーザーの利便性を高めるいくつかの機能を備えています。

  • 指定時間秒針停止機能: 就寝中など、秒針の音が気になる場合に、指定した時間帯だけ秒針の動きを停止させることができます。停止時刻と解除時刻はスマホから自由に設定可能で、時間帯が固定されていることが多い他の壁掛け時計と比べて大きなメリットです。
  • 秒針の動きでステータス表示: 秒針の動作から、時計の状態を読み取ることができます。設定中の秒針の動き(6秒間隔など)、設定失敗時の動き(2秒間隔など)、電池残量が少ないことのお知らせ(6時の位置で停止など) など、時計の状態を視覚的に確認できる工夫がされています。
  • 多様な接続方法: スマートフォンなどによるテザリングでの同期も可能です。ただし、時刻の自動修正時にテザリングさせる端末が近くにない場合は、時刻情報を同期できず、内蔵クオーツの精度で計時し続ける点に注意が必要です。
  • タイムゾーン設定機能: 日本国内で海外の時刻を表示させることも可能です。初期設定画面で国・地域を選択して設定します。複数のシグナルキーパーを設置し、異なる国の時間を並べて表示するといった使い方も考えられます。
  • 法人利用にも最適: セキュリティの関係で社内用NTPサーバーを独自で保持している企業や施設でも、指定のNTPサーバーに接続することができます。また、指定のIPアドレス(静的IPアドレス)やゲートウェイ、サブネットマスク、DNSサーバーを入力することも可能で、セキュリティ要件が高い環境にも対応しやすい仕様となっています。
  • 様々な活用シーン: 電波が届きにくい大型施設や地下、オフィス、学校、病院、工場、そしてご家庭など、従来の電波時計では時刻が合わずに困っていたあらゆる場所での利用に適しています。

なぜノア精密は無線LAN時計を開発したのか?誕生秘話

ノア精密株式会社は、1979年より40年以上「ハカル」をテーマに、時計や計器類のものづくりを続けているメーカーです。お客様の「困った」「わからない」といった声に耳を傾け、それを「カタチ」にすることで、豊かな気持ちで「時」を過ごすお手伝いをすることをミッションとしています。

シグナルキーパーの開発のきっかけは、まさにお客様から寄せられた「電波時計が合わない」というお困りの声でした。電波時計の故障ではないのに、電波が受信できない環境のために時刻が合わず、返品や廃棄されてしまう現状を改善したい、「電波が届かない場所でも安心してお使いいただける時計」を提供したい という思いから、無線LAN時計の開発が始まりました。

開発にあたっては、スマートフォンやPCがインターネット上のNTP情報を利用して常に正確な時刻を表示していることにヒントを得ました。市場調査を行い、無線LAN(Wi-Fi)接続であれば、一度設定すればスマホやPCとの常時連携が不要で利便性が高いことを再認識しました。

最初に開発・発売された無線LAN時計は、可視化しやすく設定時のストレスが溜まりにくいデジタル表示の卓上時計「セットレス」でした。これは、当時無線LAN時計が市場に浸透していなかったため、まずはお客様に簡単に使えると感じてもらうことを狙いとしたものでした。

しかし、ノア精密は長年の経験から、掛け時計においては一定の需要があり、特に時間の 間隔や経過を直感的に把握しやすいアナログ時計が共用スペースや人が多く集まる場所で選ばれていることを理解していました。そこで、需要の高い「掛け時計」で「アナログ時計」の無線LAN時計の開発も同時並行で進めていました。

アナログ時計の開発では、設定中の状態を針の動きで表現するなど、従来の時計製造にはない工夫が必要でした。開発部門だけでなく、社内の様々な部署・年齢のスタッフがこの時計を利用し、疑問点を吸い上げてFAQの作成に活かすなど、全社一丸となって開発に取り組みました。

こうして誕生したMAG無線LANアナログ掛時計シグナルキーパーは、発売後1.5か月で完売するなど大きな反響を得ました。特に法人企業からの注文が多く、「ありそうでなかった」「電波時計が使えなかった場所にようやく導入できる」といったポジティブな声が多く寄せられました。メディア掲載実績も多数あります。これは、お求めやすい価格と、NTPサーバーを指定できるといった法人ニーズに応える仕様が高く評価されたためです。

ノア精密は、お客様の困り事に寄り添い、問題解決のための提案商品として「シグナルキーパー」を開発しました。長年の時計ものづくりで培った信頼と、顧客への寄り添いの姿勢が詰まった製品だと考えています。

知っておきたいこと・注意点

シグナルキーパーを導入・使用するにあたり、いくつか知っておくべき点や注意点があります。

  • 無線LAN(Wi-Fi)環境が必須です。自宅や職場にWi-Fi環境がない場合は、本製品のメリットである正確な時刻同期を利用できません。
  • 2.4GHzのWi-Fiのみに対応しており、5GHz帯のWi-Fiには対応していません。お使いのWi-Fiルーターが2.4GHzに対応しているか確認が必要です。
  • 公衆無線LAN(フリーWi-Fi)など、利用規約への同意やユーザー登録が必要なWi-Fiスポットには接続できません。 
  • 本製品は国内専用です。海外で使用すると、国によって電波使用制限に違反し罰せられる場合があります。
  • 時刻を正確に同期する製品のため、意図的に表示時刻をずらして(例:5分早めるなど)使うことはできません
  • 企業での導入を検討している場合、社内で利用しているWi-FiのSSIDやパスワード、IPアドレスが必要となるため、ネットワーク管理部門の許可や利用ルールへの準拠が可能か、事前に確認することを強く推奨します
  • Wi-Fiのパスワードを定期的に変更している場合、パスワードが変更されるたびに時計の再設定が必要になります

ご購入前にご自身のWi-Fi環境や、特に企業での利用の場合はネットワーク環境・ルールをご確認ください。

まとめ:あなたの「時刻が合わない」悩みはもう終わり!

従来の電波時計では解決できなかった「時刻が合わない」という悩みは、ノア精密の「無線LANアナログ掛時計シグナルキーパー」によって解決できます。

Wi-Fi環境さえあれば、電波が届きにくい場所でも正確な時刻を刻み続けます。また、複数台を設置しても時刻のズレが発生しないため、オフィスや施設での利用にも最適です。

時針、分針、秒針を備えたアナログ時計であるため、時間の 間隔や経過を直感的に把握しやすいという、デジタル時計にはない利点があります。指定時間秒針停止機能など、便利な機能も搭載されています。

法人向けのNTPサーバー指定機能など、幅広いニーズに応える高機能性を持ちつつ法人向けのNTPサーバー指定機能など、幅広いニーズに応える高機能性を持ちつつも、専用アプリ不要で乾電池で動作するため、設置場所を選ばず手軽に導入できます。

シグナルキーパーは、ノア精密が40年以上のものづくりで培った技術と、お客様の「困った」に寄り添う姿勢から生まれた製品です。 「シグナルキーパー」で、正確で快適な時間とともに過ごす新しい生活を始めてみませんか。

MAG無線LANアナログ掛時計シグナルキーパーにご興味をお持ちいただけた方は、ぜひ以下のリンクから詳細をご確認ください。

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