時計に合った電池の選び方3つのポイント

置時計や掛け時計の多くは電池式のため、定期的な電池交換が必要です。
しかし、時計の電池を購入するときにはいくつか注意したい点もあります。今回は、それぞれの時計に合った電池の選び方について、トラブルを防ぐためのポイントを3つ紹介します。
1.時計メーカーの推奨する電池を選びましょう
置時計や掛け時計の電池残量が減ってくると、時刻表示が遅れたり、アラーム機能が働かなくなったり、電波時計の場合は受信に失敗するといったトラブルが起こります。
その場合には電池の交換が必要ですが、実は、時計にはそれぞれ合った電池のタイプがあります。時計の電池を選ぶ時、最も信頼できるのはその時計の「トリセツ」こと「取扱説明書」です。当社の時計の取扱説明書には、「使用推奨電池」や、平均的な電池寿命等が記載されています。
例)単三形マンガン乾電池1個/平均寿命約10ヵ月(1日にアラームを30秒、ライトを1回使用した場合)
メーカーの推奨電池を使用しないと誤動作が起こったり電池寿命が短くなったりする可能性もありますので、できる限り確認することをおすすめします。もし取扱説明書を紛失してしまった場合は、当社のホームページに掲載されている商品であれば、スマホやパソコンからも確認していただけます。
⇒取扱い説明書を探す
購入時に入っている電池は動作確認用なので、推奨電池と異なることがあります。
一般的には、電波時計・デジタル時計にはアルカリ電池、非電波時計には一部商品を除いてマンガン電池が適しているといわれます。ただし必ずしもその通りでない機種もありますので、できるだけ取扱説明書を確認するようにしましょう。
2.充電池ではなく一般的な乾電池を使用しましょう
ご家庭や職場で充電式電池やニッケル水素充電式電池を使用されている方も多いと思いますが、実は充電式の電池は多くの時計には適していません。
充電式の電池は、仕様により満充電でも初期電圧が1.2V程度と低いため、電池を入れ替えても正しく時刻が表示されない・アラーム音が鳴らないなど、時計全般に適していないことがほとんどです。
また、リチウム乾電池は、反対に未使用時の初期電圧が1.8V程度と高く、こちらも時計が正常に作動しなかったり故障したりする可能性があります。
当社の商品も、充電式電池・リチウム電池・ニッケル水素充電式には対応しておりませんので、必ず一般的な乾電池(使い切りのもの)をご使用下さい。
3.違う種類の電池を混ぜずに使用しましょう
2個以上の電池を使用する商品の場合は、アルカリ電池とマンガン電池、新しい電池と古い電池を混ぜて使用すると、発熱や液漏れなどのトラブルが起き、時計が破損する可能性があります。
また、見た目上は問題なく使えていても、電池の寿命が短くなりやすいため、2本以上の電池をセットする時には必ず同じ種類・メーカーの新品未使用電池を同時に使用するようにしましょう。
なぜ新品未使用電池を使っていただきたいのかについてもまとめましたので
「時計の電池交換は「未使用電池」にご注意!」の記事もぜひご覧ください。
おわりに
今回は、時計を正しく安全に使うために大切な「電池の選び方」を紹介しました。
ご自宅や職場の時計の電池が切れそうな時・切れてしまった時の購入の参考になれば幸いです。