Column
記事公開日 : 2026/10/02
原因と対処法、買い替えを検討する目安
「電波時計なのに時刻が合わない」
「何度試しても電波を受信しない」
「少しずつ時計がずれてしまう」
このような場合、「電波時計が壊れたのでは?」と思うかもしれません。
しかし、時計の時刻が合わない原因は、必ずしも電波の受信不良だけではありません。
電池や設置環境、時計の針の状態など、さまざまな原因が考えられます。
そのため、すぐに時計を買い替えるのではなく、まずは何が原因で時刻が合っていないのかを確認することが大切です。
時計の時刻が合わない場合、まず確認したいのは原因です。
代表的には、次のようなケースがあります
新品に交換したつもりでも、電池の種類や電圧、保管期間などによって正常に動作しないことがあります。
たとえば、
といった場合には、まず電池を確認します。
時計によって使用を推奨している電池の種類は異なります。
アルカリ乾電池・マンガン乾電池など、製品ごとに指定されている電池をご確認のうえ、使用推奨期限内の新品電池を使用してください。
指定と異なる種類の電池では、時計が正常に動作しない場合があります。
電波時計は電波送信所からの電波を受信して自動的に時刻を合わせます。
そのため、時計自体に問題がなくても、
など、設置環境によっては電波を受信しにくいことがあります。
また、同じ建物でも、
「こちらの部屋では受信できるのに、この部屋では受信できない」
といったこともあります。
秒針は動いていても、長針や短針が特定の位置で止まる場合や、「カリカリ」「カタカタ」といった音がする場合には、物理的な不具合も考えられます。
落下や衝撃によって針が曲がり、針同士やガラス面に接触しているケースなどもあります。
この場合は、電波の受信状況を改善しても時刻は正常になりません。
時計を横から見て、針同士や文字板・ガラス面などに物理的に接触していないか確認してみましょう。
原因がはっきりしない場合は、まず現在の時計で改善できるか確認してみましょう。
まずは取扱説明書で指定されている種類の新品電池に交換します。
「電池を交換したばかり」という場合でも、長期間保管していた電池や、時計に適していない種類の電池では正常に動作しないことがあります。
電池交換後は、取扱説明書に従ってリセット操作を行います。
リセット方法は製品によって異なるため、必ずお使いの時計の説明書をご確認ください。
電波時計の場合は、テレビやパソコンなどから離し、窓際など受信しやすい場所へ移動して様子を見ます。
時間帯によって受信状況が変わることもあります。
窓際など、できるだけ屋外に近く受信しやすい場所へ時計を移動し、一昼夜程度様子を見てください。
針が正しい位置にあるか、針同士が接触していないか、時計が傾いて設置されていないかなども確認します。
正常に受信しているように見えても、針の基準位置そのものがずれている場合があります。
ここまで確認しても電波時計が正常に受信できない場合には、時計本体の不具合の可能性に加え、設置環境と電波受信方式の相性も確認する必要があります。
たとえば、
・建物の構造上、電波を受信しにくい
高層ビル、地下、窓のない場所など、建物の構造や設置場所によっては、電波を安定して受信しにくい場合があります。
・特定の部屋だけ受信できない
同じ建物内でも、部屋の位置や周辺の電気機器などによって、受信状況が変わることがあります。
・業務上、正確な時刻表示を維持したい
学校や医療機関、工場、オフィスなどでは、時刻のずれが業務上の不便につながることがあります。
ここまで確認しても改善しない場合には、まず原因を再確認します。
電波受信環境が原因と考えられる場合には、設置環境や時刻同期方式を見直すことも選択肢になります。
電波時計以外の時刻合わせ方法については、次の記事でご紹介します。
電波時計で対処しても改善しない場合の選択肢についてはこちら。